理 事 長 挨 拶
コロナ禍から通常の生活に戻り、以前のように活動もできるようになりました。今年は類を見ない猛暑でもありましたが、各チームは熱中症対策を万全に行い2023年シーズンに臨んできました。
またここ数年、各チームは新入生勧誘が制限されてきておりました。多くのチームが部員不足に悩んでいるという声も耳にします。チームの存続と発展のために、何とか今年を乗り切ってチームを繋げていって欲しいものです。
初めから愚痴に近いような挨拶になりましたが、我々のアメリカンフットボールはまだまだ発展途上で、これからも大きな可能性を秘めています。
今年でいえば野球でのWBCの優勝や、男子バスケットボールのパリオリンピックへの出場決定等で日本のスポーツ界を賑やかせています。比較すると競技人口が少ないアメリカンフットボールではありますが、いつの日かその楽しさが世間に認知され、盛り上がることを信じております。
なお大学チームでは創部５０年を超えるもいくつかあり、また創部６０周年を迎えるチームもあります。継続性の面では嬉しい話題であり、近い将来アメリカンフットボールという競技にスポットライトが当たる日を信じて、活動をコツコツと継続して欲しいと思います。当協会もその活動を積極的にサポートして参ります。
ＭＬＢの大谷選手が活躍して話題になっていますが、アメリカではやはりなんといってもアメリカンフットボールがナンバーワンスポーツです。超がつくほどのスーパーアスリートの集まりです。そしてゲーム展開の面白さ。必ず日本でもまたブームがやってくると思っています。そのためにはまず競技人口を増やすことだと思います。
我々埼玉県アメリカンフットボール協会は加盟チームに優良な競技環境を提供することともに、若年層からの競技人口のボトムアップ、すなわち多くの小学生へフラッグフットボールを幅広く普及させることにも注力したいと考えております。
時間の掛かる取り組みであり、我々も試行錯誤を繰り返しております。しかし、努力を続けなければキッカケに巡り会うこともありません。
今後も埼玉県アメリカンフットボール協会は普及団体として、将来の競技発展を信じて広報活動と普及活動に力を注ぎます。
是非どんな小さな事でも普及に繋がるような事があったら教えてください。皆様にご協力をお願いして、ご挨拶に代えさせていただきます。
埼玉県アメリカンフットボール協会
理事長 子田 圭介（コダ ケイスケ）
２０２３年１０月
