”鎧球春秋プレイバック” 関東高校SIC地区予選 2019年4月21日
【第1試合】 立教新座高校 vs 武南高校
実は、この写真は連続写真で後の結果も判っています。このシーンで重要なのはボールキャリアーの右手です。リードブロッカーを押してタックラーをブロックさせようとしているところです。タックラーは飛んでいる(地に足が着いてない)のでブロックが間に合えばかわせるでしょう。
パスレシーブの瞬間です。キッチリ胸元に来るパスではありません。少し態勢を入れ替えなければいけないパスだったと思います。ディフェンダーはあと少しでカットできそうです。これくらいパスってギリギリで通るケースが多いのです。
【第2試合】 埼玉栄高校 vs 浦和学院高校
ボールキャリアーはタックラーに絡まれていますが、その脇のブロッカーを見て下さい。まさに夢のようなシーンです。これほどのブロッカーがついて走れたら全部TDになりそうです。でも現実にはそうはいきません。それがフットボールの面白い所です。
フットボールはセンターからのスナップバックから始まります。最近はショットガンフォーメーションが多くなり少なくなりましたが、以前はこのエクスチェンジという受け渡しで始まりました。QBがセンターのお尻の下に手を入れてボールを受け取ります。私も初めて見たときは変なことをやるんだなと思いました。
【第3試合】 花咲徳栄高校 vs 栄東高校
1インチでも前へ。フットボールの基本で大前提です。この後の写真を見るとTDを狙うショートヤードのセンターパンチ(?)だったようです。ブロックもよくできていますが、当然相手も予測して真ん中の守りを固める中のでプレーです。絶対決めるという感じがよく出ています。
センターからエクスチェンジを受けた後QBはパスを投げたり、バックスにボールを渡したりしてプレーが始まります。このシーンはランニングバックにボールをハンドオフするところです。これをミスするとファンブルとなり大変なことになります。バックスは大きく手をひらいて確実に受け取ります。