”鎧球春秋プレイバック” 関東高校SIC地区予選 2019年4月28日
【第1試合】 千葉日本大学第一高校 vs 花咲徳栄高校
三人がかりのタックルです。ボールキャリアーはしっかりボールを抱えて、絶対ファンブルしないようにしています。最近ではこの動作をボールセキュリティーといって特に集中させています。どんなにロングゲインしてもボールを離したら何の意味もありません。
サイドラインで「ボールセキュリティー」って声が聞こえたらこのことだと思ってください。
ボディーバランスです。素晴らしい身体能力を感じます。フェイクを入れてどっちに走るかを判断しているところだと思います。なかなかできるものではありません。
筋力と柔軟性、アビリティーが必要です。持って生まれた素質と練習の成果です。
【第2試合】 立教新座高校 vs 埼玉栄高校
準決勝ですからいい写真がいっぱいある中で選択に迷いましたが、やっぱり王道です。
ランニングバックとしては最高のshootでしょう。こんな写真を一度は撮ってもらいたいと誰もが思うでしょう。ドカッと空いたホール(我々は穴と呼びますが)をスッと抜けて次にどっちに進むかのシーンです。それにしても腰を低くして、ひざもパワーをため込んでいていい感じです。
なかなか取り上げられないラインのブロックですが、とてもいい象徴的なshotがありました。こういうシーンはたくさんプレーヤーがいる中で行われますので平面で見るサイドラインからは見えにくいと思いますが、こういう感じでブロックが行われています。そしてディフェンスラインはこのブロックに対抗してタックルするのです。