【第1試合】 敬愛学園高校 vs 川越東高校

BEST SHOT!
チョット判りにくいかと思いますがこれはタックルシーンです。
ボールキャリアーが大事にボールを胸の所に抱え込んでいます。それをタックラーが手を入れてもぎ取ろうとしています。
最近のタックルは相手を倒すことだけではなくボールをファンブルさせ奪うことも要求されます。その一例がこれです。

GOOD SHOT!
試合ではマネージャーやコーチングスタッフもマスクの着用が求められます。
マネージャーの三種の神器と言われるうちの二つ、ストップウォッチとホイッスルを首から下げていますがマスクをしていたら吹けませんね。コロナ禍で審判もマスクを着用して行いました。当然笛が吹けませんので電子ホイッスルという、手に持ってスイッチを入れて鳴らすという方法が用いられました。コロナ禍のエピソードです。マネージャーの三種の神器のあと一つは何かわかりますか?

番外編!
アメリカの影響で日本でもこのTDセレブレーションが行われます。
審判はあまり過剰だと反則を取ります。でもこのジャンプしてバンプするのって結構難しいです。


 
 

【第2試合】 立教新座高校 vs 江戸川学園取手高校

BEST SHOT!
オフェンスラインがアサイン通りキレイにブロックしています。このあとボールキャリアーがどう走るか?その結果は判りませんが気持ちいい瞬間です。
でも往々にしてブロックは、一瞬穴は開きますが直ぐに閉じます。そこをどう走るかがランナーの力です。試合を縦線で観ているとそれが良く判ります。一度試してください。

GOOD SHOT!
よく取り上げるギャングタックルです。力強くて運動能力の高いランナーが多くなっていますので、一人で止めることが難しくなってきています。だからみんなの力で止めなければタックルできません。ちょっとランナーの足がケガをしないか気になりますが攻守どちらも必死の攻防です。

番外編!
ホールダーというポジションです。フィールドゴールやトラポンと言われるポイントアフタータッチダウンのキックの時に出てきます。スクリメージラインから約5ヤードの所にひざを付いてセットします。センターからスナップされたボールをキャッチしてキッカーが蹴りやすいようにボールをセットします。
あまり人に当たったりタックルしたりしませんので簡単なポジションのような気がしますがチョットしたミスで失敗になりますのでとても重要な仕事をします。フットボールでは唯一プレー開始前にひざを付いていてもいいポジションとしても特筆ものです。


 
 

【第3試合】 花咲徳栄高校 vs 浦和学院高校

BEST SHOT!
以前触れたようにFGの典型的なシーンです。短いFGやトラポンのキックはオートマチックポイントのような言い方をされますが、とんでもありません。
センターの①スナップバックをホルダーが②キャッチしボールを③プレースします。そこへ④タイミングを合わせたキッカーが⑤蹴ってゴールポストの枠の中へ蹴り込んで得点します。
この写真ではすでにキッカーが蹴った後ですが、背の高いディフェンスラインがジャンプしてボールを叩こうとしています。このようにディフェンスがキックを阻止しようとキッカーやホールダーに圧力を掛けます。その恐怖と闘いながら冷静にボールをキャッチしプレースします。キッカーも侵入してくるディフェンダーに当たらないように高い仰角のキックを蹴らなければなりません。このようにキックで得点するには多くの作業があり、何か一つでもミスがあれば失敗に終わります。

GOOD SHOT!
フットボールはご存じのように陣取りゲームです。3回の攻撃で10ヤードをどう稼ぐか。そのためには1インチでも前へ。ボールキャリアーは前に倒れることが必須なのです。
ここでおさらいです。前進地点はボールキャリアーの膝か肘が地面に着いた時のボールの位置です。手のひらは着いてもいいのです。もし押し戻されても最前進地点がボールデッドの位置です。これをフットボール用語でフォワードプログレス(Forward Progress)と言います。是非覚えて下さい。

番外編
パスプレーのレシーバーとディフェンスバックの攻防です。さてレシーバーはキャッチできたでしょうか?チョットでもチップされたらボールの軌道が変わってしまいます。ほんの僅かな差で成功か失敗かになります。

 
 
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